あなたは何タイプ?:「命式」の五行から読み解く上手く行く進み方
生年月日から作る「命式」は、その人の「取り扱い説明書」のようなものだと思います。
どうアプローチを仕掛けていくと、「命式」が上手く動けるのかを、「命式」を取り巻く「気」を当てはめながら解釈をしていきます。
例えば、「今年のあなたの運気は?」と、それぞれの流れを解釈するのは、その人の生まれた日にやって来た「干支」(日柱)を元に考えていきます。
「日柱」に対して、今年の気が、どの「角度」で刺激を与えるか、その景色を「見える化」するのです。
「気」は五つあります。(五行)
まず、「木」「火」「土」「金」「水」のうち、どれが「日柱」になるかを観ます。
五行はお互いに結び付いています。
「木」から「火」へ巡り
「火」から「土」へ巡り
「土」から「金」へ巡り
「金」から「水」へ巡り
「水」から「木」へ巡ります。
この結び付きは「相生関係」にあり、大きくしていく関係となります。
例えば、「日柱」が「木」の人の場合、今年の気が「水」が巡っているとすれば、「水」は「木」に向かって流れてくれるために、「木」は大きく育っていけます。つまり、自分自身の内側を充実できる年だと言えるのです。
五行同士の関係は、他にもありますが、運気を観るのはこの様にして、「外から」の「気」を重ねて、そこから生まれる景色を「見える化」していきます。
「命式」の解釈は、それだけではありません。
「命式」そのものを観ることもできます。
つまり、「あなたはこんな人ですね」と深堀していくのです。
それにもまず、五行が登場します。
「命式」には、8つの「気」のパーツがあります。そのパーツを構成している五行の、多いものや少ないもの、または持っていないもの、を拾い上げていきます。
そして、持っている五行は何か、そのうちどの五行が一番多いのか
それから、少ない五行は何か、また持っていない五行は何か。
これらを総合的に拾い上げていって「全体」の景色を「見える化」します。
持っているものは、その五行を、外に向かって放っていく力が強いので、その人の特徴として現れます。
持っていない五行は、頑張って意識すれば「もどき」の気は出せますが、無理矢理はしない方が良いです。上手くはいかないから。
自分がどんな感じで、持っている「気」を放出していくタイプなのかを知るには、やはりきちんと「命式」を立てて、五行を観ていく必要がありますが、そもそも「気」は自分で持っているもの。なので、何となくやっているやり方は、自分のたくさん持っている五行を使っているんですよ。
五行の特徴を書いてみますね。
自分に当てはめてみてくださいね。
「木」は上に伸びていく気です。
今日よりも明日、明日よりも明後日、どんどん伸びていきたい。
好奇心旺盛で、どんどん挑戦していく人は、「木」をたくさん持っている人です。
「火」は拡散していく気です。
どんどん皆んなに知ってもらいたい。広く広く広げていきたい。
熱く語り、熱く動く人は、「火」をたくさん持っている人です。
「土」はしっかりと固めていく気です。
皆んなに平等に分かるように、伝えていきたい。
分かりやすさにこだわって、安定したものを提供したい人は、「土」をたくさん持っている人です。
「金」はキラキラ輝く気です。
自分のキラキラを素敵だねと言ってもらいたい。
オリジナリティにこだわり、自分らしさを極めたい人は、「金」をたくさん持っている人です。
「水」はサラサラと流れる気です。
冷静に考えて、できることからやっていきます。
無謀な挑戦ではなくて、できるだけゴールの方向に行けそうだと思う方向に黙々と進んでいく人は、「水」をたくさん持っている人です。
「命式」の中の五行は複数あります。なので、きっと、複数個当てはまるはずです。
どれが全面に出てくるかは、「外」の気との掛け合いで決まります。
もう少しイメージしやすい様に、五行を3つのグループに分類してみますね。
「木」と「火」は、大きく広がっていく気です。
興味関心が広がっていく、やりたい事が次々に浮かんでくる、部屋が散らかっていても楽しそうなお誘いを受けたら構わず出かける
達成した途端に飽きて投げ出したくなる、上から目線で指示されるとそれだけでテンションが下がってやる気がなくなる、コツコツ地道にやらないといけない事はできればやりたくない。
こんな傾向が強い人は、「木・火」が多い拡散タイプです。
「金」と「土」は、しっかり固める気です。
興味のあることをとことん追求する、物の原理を知りたい、納得するまで問いを立て続けて解決する、コツコツと努力する、頑張り屋さんだねと言われる。
失敗するのが怖い、不安から動けなくなる、優柔不断だと言われる、急な予定変更を提案されるとイラッとする。
こんな傾向が強い人は、「土・金」が多い安定タイプです。
「水」はどんな器にも収まる気です。
周囲の状況を見てから優先順位を決める、いつも冷静だねと言われる、急な予定変更を強いられるとテンションが上がる、臨機応変に動ける、頭の回転がはやい。
昨日宣言したことを忘れている、その瞬間に全てを出し切る、飽きたら辞める、自分に関係ないことについては全く興味を持たない、気持ちが冷めると顔に出る。
こんな傾向が強い人は「水」が多い流動タイプです。
「木・火」が多い拡散タイプの人は
面白そうと感じたら、迷わず動きましょう!
失敗も含めて、あなたの体験を、楽しく語りましょう。
「土・金」が多い安定タイプの人は
小さい事を達成できた度に、自分を思いっきり褒めてあげて。
そして、小さい目標を少しずつバージョンアップしましょう!
「水」が多い流動タイプの人は
とにかく環境が大事です。
怪しげな「場所」には近づかないこと!
素敵な環境にいると、その環境があなたになります。
五行を活用して、「命式」が喜んでくれると、きっと上手く進んで行けますよ。
参考にしてくださいね。