「陰」極まると「陽」になる(陰陽相互転化):陰陽理論:「ソード4」で1日を締めてみる:タロットカード・小アルカナ
当たりではありますが、数字の「3」の次は「4」
「3」は奇数で「4」は偶数
奇数は「陽」で偶数は「陰」です。
「陽」は突破する気
「陰」は平す気
物事は、「突破」→「平す」→「突破」→・・・・
と順番に巡っていきます。
例えば、大きくなりすぎたら、小さくなっていき
膨らみすぎたら、萎んでいきます。
タロットカードの「数字」も、同じように
「突破」の次は「平す」がきて、その繰り返しになっています。
<ソード4>
ソードは、冷静に、知性的に、物事を進めていく過程です。
「4」は安定を意味します。
「4」の次の「5」の数字は、社会的に「一歩踏み出す」
「3」と「5」の違いは
「3」は個人的な「一歩」
「5」は社会的な「一歩」
「3」と」「5」の間にある「4」は、これから社会に出ていく前の、仕切り直しの段階です。「3」までは、個人的な範囲で片付いていた事が、「5」からは社会的に責任を負うことになります。
なので、これからは、対外的なプレッシャーがかかってくるのです。
「ソード4」は、これから自分一人で決めていくことが、他人を巻き込む結果になることを感じながら、でも、一人で決断しなくてはいけない状態。
横たわった体に添うように、一本の「剣」が横たわっています。
これは自分のブレない「軸」
一方では、3本の「剣」が真っ直ぐ体に向かって刃を向けています。
これは外から求められる「役割」または「攻撃」
自分の「軸」を超えた規模の、外からの「気」がやってきています。
3対1の関係です。
まともの戦っていては、力の差は歴然としていて、勝てるはずがありません。
では、どうすれば勝てるのか
それは「風」向きが変わって、3本の剣の向きが変わる瞬間を待ち
勝てると思ったその瞬間に、一気に勝負に出るのです。
なので、横たわっている「戦士」は、目はつぶっているけど、眠っているのではなく、「目では見ていないけど、全身で見ている」状態です。
潮目が変わるその時まで、無駄な動きをせずに、その瞬間が来る時まで、エネルギーを「温存」しています。
「黄色」は土の気の色です。
土の気の心は「信じる」
自分を信じて、自分の「軸」を信じて
その時が来るまで、見えないものを見ている。
これが「ソード4」です。
見えないものを見るためには
視覚以外の五感が活躍しなくてはいけません。
「嗅覚」で
「触覚」で
「味覚」で
「聴覚」で
全身の気のベクトルは受け身で。内向きで。
来るもの、または、周囲にあるものを、感じます。
それには「陰」の気の出番です。
「陰」の気を、身体に巡らせるには、「緩める」こと。
温めたり、ストレッチをしたり、マッサージをしたり
また、笑ったり、泣いたり、歌ったり
おしゃべりしたり
そして、それに加えて「深呼吸」をすると、全身に、酸素たっぷりの血液が巡って、陰の気の勢いをましてくれます。
今日も一日お疲れさまでした。
明日3月22日は「甲子」の気がやってきます。
六十干支の一番バッターの出番です。
なので、明日は、思いっきり「陽」で一日をスタートさせたい。
今日も、頑張って「陽」がいっぱいに膨らんだから
一日の終わりは、「陰」をいっぱいにして、陰陽のバランスをとってみましょう。
「陰」が極まると、最高の「陽」がやってきます。(陰陽相互転化)
「ソード4」で。おやすみなさい。