「起承転結」を「気」で「解釈」してみたらこんな感じになりました:四柱推命は深くてこんなに面白い
人生は「物語」です。
人生の最後の日に、自分の「物語」を振り返り、「いろいろあったけど、楽しかった」と感じることができたなら、自分らしく生きられた証だと思います。
お客様の、今までの「物語」を聞いていると、「自分の物語」を作り上げる難しさをつくづく感じています。それは、もちろん、私も同じです。
文章を組み立てる時、「起承転結」に基づいて考えると、とてもわかりやすくなります。
「流れる」ような文章となり、最後までスムーズにサラサラと文章が進んでいきます。
森羅万象は、「気」で構成されています。(唯物論)
「気」には五つグループがあります。
「木」「火」「土」「金」「水」です。
「木」は始まり
「火」で勢いが増し
「金」で勢いに陰りを
そして、「水」で形がなくなります。
「土」は全ての「中央」
つまり「土」が「核」となり、全ての「根」として存在して、「物語」が思いも寄らない方向に「暴走」してしまわないように、手綱を握りしめてくれています。
まずは「起」です。
「起」は「木の気」です。
「木の気」の「思い」は「怒り」です。
物事の始まりは、「こんなはずじゃない、このままじゃ終わらない」
「怒り」が「始まり」のスイッチを押します。
「木の気」は「名誉」を欲します。
「自分の名誉(プライド)を取り戻す」ために、物事が始まるのです。
今に見ていろ、このままじゃ終わらない。
きっと見返して、自分自身を取り戻す。
「木の気」が後押しをしてくれて、「物語」が始まります。
次は「承」です。
「承」は「火の気」です。
「火の気」の「思い」は「喜」です。
「喜び」の感情が、物事を動かす原動力となってくれます。
喜んでくれる人の応援を味方に、どんどん「変化」が巻き起こります。
楽しくて仕方ない。
皆んなも喜んでくれた。
テンション高く、物事がどんどん動きます。
「火の気」は「色欲」を欲します。
頑張っていると「モテる」ので、ますます頑張りたくなります。
次は「転」です。
「転」は「金の気」です。
「金の気」の「思い」は「悲」です。
「変化」には、犠牲が伴います。
手放してこそ、新しいものが手に入ります。
失ったもの、変わってしまったものに目をやって、悲しくなります。
お別れは悲しい。
もう会えないから。
でも、それは仕方のないことです。
「金の気」は「財」を欲します。
ちゃんと「結果」を出すためには、捨てるのは悲しいけど、でも要らないものを捨てないと、目標とする「結果」を出すことはできません。
「冷静」に判断をしなくてはいけません。
「承」と「転」は「土の気」によって、「一つ」に結ばれています。
「土の気」の「思い」は「信」です。
いろいろなことが変わっても、自分を「信じて」いれば
浮かれすぎることもなく(火の気)
心配しすぎることもなく(金の気)
そして物語は進みます。
最後は「結」です。
「結」は「水の気」です。
「水の気」の「思い」は「恐」です。
手に入れた瞬間から、それを失う恐怖が心をよぎります。
「失う」ことは怖くて仕方がありません。
この「幸せ」をずっと維持して行きたい。
でも、物事は「同じ状態」であり続けることはありません。
「幸せ」は失ってしまいます。
どうして失わなくてはいけないのか。
失った心が、「怒り」に変わります。
「怒り」が、再び「始まり」のスイッチを押すのです。
「起」と「結」は「土の気」によって、一つの結ばれています。
始めることができるのも
終わることを受け入れることができるもの
自分の「信念」さえあれば、途中でいろいろな「思い」に翻弄されたとしても、「ゴール」を信じて「出発」できます。
全ては「土」が手綱を握っています。
自分を信じきることができれば、揺るぎない「信念」があれば、「自分の物語」は素晴らしいものになります。