「自分らしく」になる方法を達人に聞いてみた:「日柱」の解釈
四柱推命で扱う「命式」は、4本の「柱」から構成されています。
その中で、最も重要視するのは、生まれた日の「柱」
これを「日柱」と言います。
「柱」は2階建構造になっています。
上のパーツは「行動」
下のパーツは「心」
「行動」は「十干」が納まって
「心」は「十二支」が納まって
そして、二つの組み合わせから「タイプ」を割り出していきます。
つまり、四柱推命で言う「自分らしく」とは、「日柱らしく」となります。
ただ、この「自分らしく」は、なかなか曲者。
自分の顔を、自分の目では直接見ることができないように、「自分らしく」も、自分の心で感じているかというと・・・・
どうしても、周囲の目が気になるし、今までの環境によって刷り込まれてきたものがあるし、今の立場や状況によって、「社会の中」での「自分」が、仮面となり、素の自分を覆っています。
でも、これは、決して悪いことではありません。
仮面は、素の自分を守ってくれているのです。
仮面がないと、素の自分は、とっくの昔に傷だらけになっている。。。。
なので、鑑定で、「日柱」について説明をすると
「ちょっと違うかも・・・」と違和感を感じる場合も良くあります。
また、「そうかもしれないけど・・・そんな事は無理」と、ネガティブに捉えてしまう場合もあります。
仮面が厚く頑丈になるほど、その傾向があるように感じます。
では、素の自分を、全面的に認めなくてはいけないのか、と言うと
そう簡単に、白黒はっきりとはいかないと思います。
その人の対外的な「立場」が、仮面を作っているので、その「立場」を変えたい場合には、素を押し出していかなくてはいけません。
でも、その「立場」を守りたいのであれば、かえって葛藤を生み出してしまうので、仮面を充実した方が得策かもしれませんね。
ただし、時は流れ、自分を取り巻く「社会」は変わっていき、それに伴い「立場」も変わります。
なので、周囲の状況が変わっていく「予兆」を感じたら、その時が「素顔」で勝負するタイミングなのかもしれません。
きっと、怖いし、不安だし、変わっていく状況を認めたくないかもしれない。
でも、周囲が変わることで感じる不安は、周囲が中心となっています。
素の自分の場合は、周囲には影響されないために、そのような不安は感じません。
なので、「自分らしく」流れていく人は、どこか飄々として見えます。
時には頑張っていないようにも見えます。
大変な時でもマイペースなので、「本気でやってる?」と怒られるかもしれません。笑
「日柱」について、どのように解釈していくのか、書いてみますね。
「日柱」の十二支は、「恋愛傾向」を表すとも言われています。
「恋愛」は、忖度なしに感じる感情です。
一般的に「イケメン」と言われても、どうしても好きになれないとか
その反対に、周囲が反対しても、自分はこの人しかないと思う時
それは、まさに、「自分の心」が判断しています。
と言うことは、どんな人が「タイプ」なのか
どんな人に「惹かれる」のか
それは、一緒にいて「一体化」できる相手。
なので、ある意味「自分自身」を映し出しているとも言えます。
十二支は、大きく4つに分類できます。
「亥・子・丑」は「冬」
「寅・卯・辰」は「春」
「巳・午・未」は「夏」
「申・酉・戌」は「秋」
これを「タイプ」に当てはめて考えてみると
「冬」はクールで知的な人
「春」は好奇心旺盛で向上心のある人
「夏」は情熱的でチャレンジ精神旺盛な人
「秋」は感性が豊かで気持ちを大切にしてくれる人
そして、自分もそうありたいと「素の自分」の心が欲しているのです。
しかし、ここで厄介なことがあります。
それは、十二支の上には十干がくっついているのです。
十干は、自分が気が付かずに行っている「行動」
なので、異なる「二つ」が自分の中に存在していることになります。
五行別の「行動」パターンは次のようになります。
「木」の人は、情が深い人 心配のあまり、ついお節介に口を出してしまう。
「火」の人は、熱い人 熱く燃えてないと気が済まない。冷めた状況には、火を灯して熱くしたい。
「土」の人は、守る人 私が何とかしなくてはと抱え込んでしまう。
「金」の人は、正義の人 許せないことは何が何でも許せない。戦いを挑む。
「水」の人は、慈愛の人 争いが嫌い。争いはできない。なので、ぐちゃぐちゃした状況からは逃走する。
あえて「ネガティブ」に書いてみました。
と言うのも、通常の行動パターンは、周囲の状況を鑑みて、自分の頭で考えて、支障ない行動をしているからです。なので、「ネガティブ」が出せる状況は、「素の自分」を周囲が認めてくれている、あるいは、理解してくれていると考えられます。
実は、十二支で感じる「恋愛」も、かなり周囲に影響を受けています。
本当に好きなのか、周囲に自慢できるから好きなのか、何かを持っているから好きなのか。。。。「好き」にもいろいろありますから。
結局のところ、自分のことは、自分が一番わからない、かもしれないですね。
「自分らしく」生きているなと思う人に、共通することがあります。
それは、時間を忘れるくらい取り組んでいることがある。
そして、取り組んでいることについて評価を求めていない。
取り組んでいることは、別に仕事でなくても、なんでも当てはまります。
お金をもらえなくても、それでもやりたい。
無人島にいたとしても、絶対やりたい。
結果が出ようが出まいがやりたい。
こんな事をしきりと言われます。
それでつい・・・没頭しすぎる・・・・
そして、やらかす。。。笑
で、また、反省はするけど・・・・没頭する。
この繰り返し。
ここまでに到達するには、かなりの「失敗」や「黒歴史」をくぐり抜けているはず。
でも、それも含めて、楽しそう。
「自分らしく」にこだわると、「自分らしく」に遠ざかります。
「自分らくし」は自分の目では見えないから。
「自分らしく」は、もうすでにそこにある、全てが「自分らしい」
まずは、気が進まない事はなるべくしない。できる限りしない。側に寄らない。
これを続けると、きっと「自分らしく」の達人に近づけると思います。
「自分らしい」達人から教えてもらった方法です!
お試しあれ。^ ^