過去ブログ

「癸」さん、出番ですよ!:まるで大海原のように「水」が溢れてキラキラ輝きます:「水」の気:「癸」の人はこんな人

「今年はこんな年ですよ」

「今月はこれをすると良いですよ」

 

こんな感じで、簡単で具体的なアドバイスをする時に、観ているのは、その人が生まれた日に巡っている「干支」です。

 

干支には、全部で10 個の種類があります。

木の気である「甲(陽)」・「乙(陰)」

火の気である「丙(陽)」・「丁(陰)」

土の気である「戊(陽)」・「己(陰)」

金の気である「庚(陽)」・「辛(陰)」

水の気である「壬(陽)」・「癸(陰)」

 

これらが、木・陽から始まっって、水の陰で終わるサイクルが、ぐるぐると巡っています。

 

生まれた日が、この10 個のどれに当たるのかで、大体のその人のタイプが想像できます。

そしてその「干支」と、巡ってくる「干支」の関係性で、もう少し、わかりやすく言うと、どの向きで、自分に向かって気が流れてくるのかで、今年の運気や今月のおすすめ行動を予想するのです。

 

だから、運気を占うのは、実は、とてもシンプルなんですよ。

 

 

10 個の干支の中で、「最弱」なのが、最後に巡る「癸(みずのと)」です。

 

日柱干支(生まれた日の干支)が、「癸」の人は、まるで霧雨のように、ふんわりとして、まとまりがなく、掴みどころがなく、何かしらのプレッシャーが来た時には、散らばって退散するようなイメージの人です。

なので、占いの本などには、「ミステリアスな人」などと紹介されていることが多いです。

 

ミステリアスと言うよりも、本人も自分のことを掴みあぐねて、「わたしって一体・・・」と悩んだり、執着心がなさすぎて、物事が続かなかったりすることが多いのです。

 

時として、春の雨の様に、温かくふんわりと包み込み、時として、冬の雨のように、冷たく周囲を凍えさせてしまったり、その変わり様が、あまりにも見事なので、ミステリアスに映ってしまうのかもしれません。

 

では、「最弱」なので、運気も弱くて悪いのかと言うと、そんなことはありません。

 

「癸」は、全ての周囲の「気」から、影響を受けることができます。

なので、例えば、命式の他の干支(特に月干支)が、「癸」を守っている場合は、「自分では何もしてなくても、周りが全部代わりにやってくれるお得な人」だったり、周囲の影響を受けて、とても「癸」と思えないほど他の干支のイメージが前面に出たりするので、鑑定では、その辺りを慎重に、紐解いていきます。

 

環境にすっぽりと馴染めて、どこにいても邪魔にならず、争いは嫌いだから、人の陰に隠れている、それでいて何故か気になって、いてくれると癒される人。

そんな人は、「癸」の人かもしれませんね。

 

 

巡る運気や、一緒に過ごす人によって、鮮やかに変わるので、自分にとって、居心地の良い環境がわかっている「癸」の人は、とても運が良いと言うか、運に助けられる人です。

 

 

 

今年は、「癸」さんにとって、本当に「癸」なのか不思議に思うほど、自分らしく主張できる年です。

 

2020年の十二支である「子」は、「壬」「癸」の気を宿しています。

「癸」は同じ干支である「癸」が巡っても、「似たもの同志」なので、あまり影響を受けませんが、「壬」が巡る時には、「まるで壬?」と勘違いするほど、「水」の気が強まります。

 

「壬」は、水の陽の気で、大海原の様に、力強い波が打ち寄せたり、大河の様に、勢いよく清々しい水流が流れる景色です。

なので、日柱干支が「壬」の人は、スイッチが入った瞬間に、今までのことを全て無かったことのように水に流すほどの力強さを発揮します。また、堰き止められるのが嫌いで、じっとする事も苦手。負けず嫌いの人も多いです。

 

なので、日柱干支が「癸」だとしても、命式に「壬」もある場合には、「壬の人」として、読み解いた方が、ご本人も納得の結果になります。

 

だから、「壬」を宿している「子」が巡ると、「癸」さんの「水スイッチ」が入ります。

 

 

6月5日から、月の干支が「壬」になりました。

7月6日まで、「壬」が巡ります。

 

「癸」さん、「水だらけスイッチ」が入りましたよ。

 

今年の干支は「金・陽」の「庚」です。

「水」にとっての「金」は、エネルギーを授けてくれる気です。

つまり、自分に向かって風が吹いている感じ。

 

だから、今年に入って、自ら頑張って進もうとすると、やる気はあっても、風に向かって進むので、一歩一歩しか行けません。だから、ちょっと疲れ気味。

ただし、周囲の波に乗ることができるので、周囲が喜んでくれる、目の前の課題を黙々とこなしていくには、非常に良い「景色」となります。

 

でも、今月は、向かい風に対抗できるほど、気持ちが前向きになれますよ。

そして、大きな波にのれるのです。

 

「お金」には、大きなエネルギーが宿っています。

それは良い意味でも、そうではない意味でも、両方です。

 

例えば、みんなが喜ぶこと、また、自分への投資としての「お金」を出すことは、良い意味でのエネルギーを使うことになります。

 

 

「癸」さん、出番です!

これから成長していくイメージが浮かぶことに、必要なお金を投資して、周囲に手伝ってもらいながら、昨年から温めていたことを、そろそろ形にしていきましょうね。

 

ただし、大盤振る舞いのお金ではなく、今の自分が出せる範囲のお金です。今まで頑張って、自分の力で掴んだお金でしか、自分の助けにはなってくれない。

お金を大切にする人は、お金からも大切にしてもらえるから、思いのこもったお金を、思いを込めて使いましょう。