「甲・乙」さん、扉を開ける日が来ました!:転換期との上手な向き合い方:四柱推命:運気の流れを感じて行動すると「運」が応援してくれます。
「今年は勝負の年ですよ」
「だから、現状維持はもったいない!」
こんな感じで、思わず前のめりになってしまう運気があります。
その人が生まれた日に巡っている「干支」と、その年に巡る「気」の関係性で、起こる「景色」には、5つのパターンがあります。
5つのパターンは2年で1組となっていて、つまり、2年かけて、一つのサイクルを通過しているのです。
まず最初の段階は「準備運」
これは、自分に「直接」向かう運気です。
畑を耕して、たねまきの準備をする時期です。
次は、「スタート」の運気。
これは、生まれた日と同じ「気」が巡る運気です。
種をまき、芽が出る時期です。
次は、「発展・変化」の運気
これは、自分から外に気を出す運気です。
木々がどんどん育っていく時期です。
次は、「結果を出す」運気です。
これは、自ら目標を定めてガツガツ動く運気です。
花が咲く時期です。
最後に、「周囲が認める」運気です。
周囲が望む形にまとめる運気です。
実を収穫する時期です。
5つのパターンが2年毎に巡るので、一周するのに10 年かかります。
つまり「10年ひとくくり」なのです。
花が咲く時期と、実を収穫する時期は、「社会的」に動く運気なので、忙しく走り回って欲しい時期ですが、特に、実を収穫する時期は、「次の種」のために、ステップアップをすることが求められる時期です。
だから、「転換期」でもあり、現状維持はもったいないのです。
この時期になると、「このままで良いんだろうか・・・・」そんな気持ちになりやすいため、漠然と「先」のことが気になり始めます。
また、この時期の特徴としては、「周囲・社会」からの後押しやプレッシャーがかかるため、想定外の「出世」や「異動」また、「移動」することもよくあります。
「今までの自分」から、一歩進んで「これからの自分」について、向き合わされる時期なのです。
干支には、全部で10 個の種類があります。
木の気である「甲(陽)」・「乙(陰)」
火の気である「丙(陽)」・「丁(陰)」
土の気である「戊(陽)」・「己(陰)」
金の気である「庚(陽)」・「辛(陰)」
水の気である「壬(陽)」・「癸(陰)」
生まれた日の「日柱干支」も、この10 個のどれかに、必ず当てはまります。
2020年と2021年は、「金」の気が巡ります。
それぞれ皆んなの「日柱干支」に向かって「金」が攻撃を仕掛けてくるのです。
2020年と2021年の2年間、「転換期」、つまり、現状維持がもったいないから、「鉢巻巻いて頑張って」と、思わず熱く背中を押したくなる人は、「日柱干支」が「木」の人たちです。
「甲」「乙」の人は、ぜひぜひ、頑張りましょう!
では、具体的に、そのように巡る気が攻撃を仕掛けているのか説明しますね。
「木」の気は、文字通り、「木」の景色です。
「甲」は木の陽で、まるで「大木が上に向かって伸びる」様です。
なので、「甲」さんは、真っ直ぐに伸びるのが大好き。上から押さえつけられると、イラッとして、障害物を跳ね除けようと、はっきりと発言します。
また、上を向くのは得意だけど、下を向いたり待つのが苦手。
せっかちさんが多いです。時には、人の話を最後まで聞かなくて、思い込みで突っ走る。自分でサクサク計画を立てて進みます。
一方で、「乙」は木の陰で、「蔓草がクルクルと曲がりくねりながら伸びていく」様です。
なので、「乙」さんは、「甲」さんのように、はっきりきっぱり発言するのではなく、穏やかに、でも、何度でも繰り返し、自分の思いを発言します。ケンカは嫌いだけど、なんだかんだ言いながら、自分のやり方にこだわります。
「木」が枝葉を伸ばし、葉っぱをつけ、繁っていく様が、「木」の気のイメージです。
「金」の気は、まるで「ナイフ」や「のこぎり」のようなシャープで尖った気です。
なので、「金の気は、「木」の気の枝や茎や葉っぱを、切っていくのです。
必要以上に、繁りすぎていた場合、「不要なもの」を削ぎ落としてくれます。
ただし、それは、自分が「不要」と感じていなくても、周囲が「不要
だと感じているものにも、同じように、容赦なく、鋭い刀でパスっと切ります。
だから、切られたくなければ、刃が立たないくらい、頑張るのです。
そのためには、しっかりとした「根っこ」がなければいけません。
「土」の気、すなわち、揺るぎない「信じる心」を自分の中に持ち、地に足をつけていれば、頑丈な「軸」は切られませんよ。
「甲」さん、「乙」さん
自分を信じて、腹を括って、どんと構えていれば大丈夫です。
どうしても足かせになって、進めなかったことが、「想定外」のきっかけから、スルスルと解決できるはずです。
「転機」とは、「想定外」の出来事によって、自分の「場所」が崩れ去り、新しい「場所」に、自らではなく、行かざるおえない状況です。
なので、しっかりと立てた計画が、全く通用しない。
「外的要因」の刺激により、それに合うように「内的要因」を変えていきます。
なので、「この先どうなるのか・・・」と不安になったり、今に執着してしまう、とか、「何だか飽きてしまってつまらない・・・」と、今に魅力を感じなくなってしまい、それでもどうしていのか分からずにモヤモヤしてしまいます。
もしも、夢や希望があって、「これから」が少しでも楽しみに感じることができるのならば、「転換期」は、チャンスとして感じられ、「次の扉」を見ることができます。
そうではない場合、「次の扉」が「一枚の壁」としてしか、見ることができません。
「他に場所がない」と、視野が狭くなってしまうと、状況が、大きなストレスとなって、その場に座り込んでしまいます。
「転換期」を上手に越えていくには、二つのコツがあります。
まず一つは「人の言うことを聞いてみる」こと。
自分のことは、結構自分では見えていなくて、「思い込み」が視野を狭めてしまうと、「一点」しか見えなくなります。
人は、「外から」いつも見てくれています。
自分では無理だと思うのは、まだ「体験」したことがないから怖いし、結果を出した実績もないので、当然そう思い込んでしまいます。
でも、人は、似たような他の人たちが、結果を出しているのを見ています。そして、あなたも、「結果を出した人」に似ているから、同じものを持っているから、それを使ってみたらどうかと言ってくれているのです。
いつも応援してくれていて、支えてくれている人が、「きっと大丈夫」と背中を押してくれることは、あなたがどう思っていようが、「大丈夫」です。
その人の、「笑顔」のために、鉢巻きをギュッと締めて行きましょう。
もう一つは「今年は転換期」だと思い込むこと。
全てのものは「気」の集合体で、「気」は止まることなく流れています。「気」は意識できるものだけではなく、無意識の領域もあって、無意識の気も巡っているのです。
「集合的無意識」を提唱したユングは、意味のある偶然の一致を「シンクロニシティ」と称えました。
まったく関係のない「場所」で、まったく繋がりのない「出来事」同士が、実は、繋がっていて、「一つ」の「出来事」になっている。
それは、「自分」が「自分以外」とタッグを組んだ瞬間です。
まるで、「不要な枝」を、自分では切れないから、代わりに「ハサミ」が切ってくれたような事象です。
「自分以外」の「全ての気」が、自分に向かって「エール」を送ってくれています。
「わたしは運が良い」とか、「今年が転機」とか、思い込んでいると、様々な出来事の「点」と「点」を結びつける「物語」を想像することができます。
だから、気持ちを大きく、全てを委ねて、踏み出しましょう。
大切なポイントは、「土の気」を持つこと。
自分以外を、信じきること。
意識が「個」に向かうのは、「個」以外の「社会」との間に「境界線」を引くことでもあります。
つまり、自分を守れば守るほど、社会との「分断」が強くなってしまうこと。
許せないことが増えてしまったり、思い通りにならないことに怒りを感じてしまったり。そして、「孤独」が強くなってしまいます。
物事は「陰陽」二つの景色があって、「陰」と「陽」は、同じだけ、バランスをとって、そこに存在しています。
「敵」ももちろんいるし、許せないこと、怒りたいこと、それは、残念ながら「半分」はある。
でも、残りの半分は、「味方」であり、守ってくれるし、守りたい存在です。
「転換期」には、「敵」ではなくて、「味方」に視点をおきましょう。「味方」を見ている限り、自分を信じる気持ちは揺らぎません。
「味方」は何があっても「味方」です。
「木の気」にとって、今月から半年間、外向きの良い流れが入りますよ。
さあ、扉をバンっと開けましょうね!