「特別の夏」の「音」と「風」:心地良い「場所」には爽やかな「風」が吹き、清らかな「音」が響いています
暑い日が続いてはいますが、それでも、吹く風は、少し涼しさも感じられるような気がしています。
産土神社では、「風鈴祭り」の期間中です。
炎天下だからか、「特別な夏」だからか
参拝する人がとても少ない。
でも、風鈴は、昨年と同じように、並んでいました。
この風鈴は、夜になると光るらしい。
きっと、優しく穏やかに光って、昼間とは違った「涼」を感じることができそう。
陶器の風鈴の音色は、「土」の安定を宿しているよう。
穏やかで重たい音色です。
なので安心感を感じることができますね。
初めて、この注意書きを見た時は驚いたけど
今では全く違和感なく、いつも通りの「風景」になっている。
この「風景」が、いつか、懐かしい「風景」に変わってくれると良いな。
こちらは「表参道」の風鈴たち。
ちなみに、陶器の風鈴は、「裏」にあります。
「表」はクリアなガラスの風鈴。
クリアで、透明で、真っ直ぐな音色です。
「音」は「空気」の中を、揺らぎながら広がっていきます。
なので、空気がない真空状態では、音を感じる事ができません。
風水では、「音」はその場の「気」を動かしてくれるとされていて、清々しい音色の風鈴を部屋に飾ると、心地良い「風」とともに心地良い「音」が、部屋の気を、清々しいものに変えてくれるとされています。
「景色」は、二つの「側面」が混じり合い、共鳴し合い生じます。
爽やかな風に吹かれるから、風鈴が揺れて、音色を奏でるけど
爽やかな音色が広がるから、空気が揺れて、風が吹くのかもしれない。
穏やかな「陶器」のような「言葉」や、真っ直ぐでクリアな「ガラス」のような「言葉」が奏でる「音」は、今日の境内のような、清々しい「風」を起こしてくれるかもしれないな。
「風」は、どんな「境界」も、物ともせずに、「空」があれば、どこまでも広がっていきます。