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「水瓶座・満月」だから「水瓶座時代」を感じてみたい:「太陽」「月」と「天王星」:占星術から読み解く「情報」の賢い取り扱い方

8月4日 0時59分 満月となります。

「行動」の天体・太陽と「感情」の天体・月が

真正面から向かい合います。

太陽は「獅子座」に鎮座し、月は「水瓶座」に鎮座し

「行動」と「感情」とが火花を散らして、お互いを主張しあう。

 

 

「獅子座」の太陽は、「自分らしく動くことが幸せ」と

「水瓶座」の月は、「皆んなが幸せでこそ幸せになれる」と

真逆の主張をします。

 

闇をも照らす明るい月明かりは、封印していた気持ちまで、明るみと晒すので、心が高揚し、本音が炙り出される。なので、満月の日は、良くも悪くもそわそわする。

 

もしも気持ちがシュンっとして、塞ぎ込んでしまったら、それは「皆んな」の事ばかり考えすぎていて、自分が押し潰されてしまったから。だから、「これだけは譲れない」ことを心の奥に刻む。

もしも、気持ちがガサガサして、誰かに無性に物申したくなってしまったら、「自分」の事ばかり考えすぎていて、「皆んな」の優しさが見えなくなってしまったから。だから、「これだけは守りたい」ものを改めて知る。

 

「満月」は「完成」の時

 

自分がどちらに偏っているのかを感じ、多すぎるものを整理してすっきりとしていき、少なすぎるものをたくさん吸収していく。

8月19日の「新月」まで、その様に調整をしていきましょう。

 

 

今回の「満月」の特徴は、なんと言っても「覚醒」の天体・天王星が、太陽と月が見合っている間に、バシッと食い込むことです。

 

天王星とは、公転周期がとても遅い天体で、「個人的」ではなく「時代的」な象位を紐解きます。

一つの「サイン」に約7年間鎮座して、「改革する」をテーマに、「時代」のベクトルの向きを変えていきます。

 

2018年から2024年まで天王星は「牡牛座」に鎮座します。

「牡牛座」は、自分の体を使って、なんでも体験して、自分が納得いくものを採用する。ちょっと頑固で融通が効かないところもある。

何度も何度も、繰り返し、試したり体験をして、周囲の人の意見には耳を貸さずに、最終決断は自分自身と相談して決定します。

 

それは、もしかしたら、「既存」を打ち破ってしまうことかも。今までの「吉」をひっくり返す事になるかも。

それでも、自分がずっと思っていた事、また、ずっと続けてきた事を、「やっぱり貫きたい」と決断する。

 

8月4日の「満月」は、そんな日になるかもしれませんね。

 

 

占星術では、地球を中心とした天体たちの動きや、それぞれが交わる角度などから、「地球を取り巻く宇宙」を描き出し、それを地球上にいる「人」と繋ぎ合わせて、象位を読み解いていきます。

 

月の様に、クルクル回る天体や、天王星の様におおらかに動く天体など、個性溢れる天体たちだけではなく、地球の傾きと宇宙との交わりの方向からも、「時代」を読み解きます。

 

地球が自転する時に、「首振り運動(歳差運動)」をしていると言われていて、「春分点」の方向にある「星座」の位置が、全ての「星座」を巡るのに、約2万5860年かかると言われています。

 

つまり、春分点は、約2000年毎に、一つの「星座」に鎮座していて、その春分点の位置は、「大いなる時代」を象徴すると解釈をします。

 

春分点は「逆走」していて

紀元元年頃から2000年頃までは「魚座」に

2000年頃から4000年頃まで「水瓶座」に

(「現代占星術教科書」マーガレット・ホーン著)

 

つまり、今は、「水瓶座時代」と言うわけです。

 

「水瓶座時代」とは、「自由」でありたい、そして、「平等」でありたいと、願っていて、それに向かって「時代」が動いていくとイメージできます。

 

水を瓶に入れ、水が運べる人は、水を欲している人に差し出す。

水を欲している人は、水を運んでくれる人から水をもらう。

そんなイメージです。

また、「水瓶座」は「風」の星座。

「風」は上下関係なく、境界線もなく、横並びに、広く、拡散していく。形があるものではなく、形がないから拡散できます。

「風」のサインは、「情報」「知識」「ネット」などと捉えることもでき、2000年ごろからは、良くも悪くも、様々なものが拡散していく。大いなる動きは、あまりにも大きいために、「今、変わりました!」と分かりづらくもありますが、ベクトルは「風」に向かっているのです。

 

「水瓶座」で満月を迎える月は、きっと「水瓶座時代」の気持ちを深く感じることができるはずです。

 

 

人は「社会的動物」なので、集団の中で、集団の一員として存在するしかありません。

 

それは、自分が、全体の「一部」であること。

 

自分が「平等」であることを望めば望むほど

全体も「平等」であることを強要していき

自分が「自由」であることを望めば望むほど

全体も「自由」であることを強要していきます。

 

自分が頑張っていたら、みんなも同じほど頑張るのが当然で

自分が好きなことをしていたら、好きなことをしてない人を蔑んで見てしまう。

 

 

「水瓶座時代」は、「自由」も「平等」も、両方とも、大切にしたいと願う時代です。

 

どちらかにベクトルを振り切るのではなく

「良い塩梅」にゆらゆらゆらと

揺れていきながら、今一番良い場所を見つけていくことができれば

それが、「水瓶座時代」の「吉」になっていくのでしょうね。

 

 

そして、4日の満月の日は、天王星が、ゆらゆら揺れる「太陽」と「月」の間に割り込んで、想像もしていないほどの「斬新」な提案をしてくれるかもしれませんね。

 

 

「情報」とは「風」が運んできてくれる形のないもの

心地良いと感じる「情報」だけ選んで

思いっきり深呼吸して感じたい。

 

そして

吐いて吸ってを繰り返して

「新陳代謝」を繰り返していきたいですね。