「杭」をしっかりと打ち込んでこそ大きな「風」を起こせるようになります:今こそ「第3の場所」を確保しましょう:「暦」はそのお手伝いができると思います:講座受講に関しての変更事項のお知らせ
人は、いつも「役割」を求められていて、その「役割」を果たせると「外」から評価をしてもらえます。
「家」では、「家」が求めてくるものに対しての
「社会・職場」では、「社会・職場」が求めてくるものに対しての
その「役割」が、適度であったり、自分にとって、難なくこなせる得意な分野であれば、結果も出しやすく、褒められることも多く、ポジティブに、前向きに、その「場所」で活躍できます。
でも、大抵は、少しだけ違っていて、その「少し」の積み重ねが、月日を重ねる度に大きくたまってしまう。
そして、ある日突然、「もう無理・・・」と、投げ出してしまいたくなったり、実際に投げてしまったりします。
ただし、投げ出したいと感じるうちは、まだ、「無理」だと自覚できているから、その「無理」をどうしたら、回避できるのかを考えることができます。
もしも、「無理」だと気付かなくて、または、「無理」だと薄々感じてはいても、それを押し留めてしまった場合、眠れなくなったり、逆に眠くて仕方なく朝起きられないとか、食欲が無くなったり、または、過剰に食べてしまったりと、身体がSOSを出して教えてくれます。
睡眠や食欲のコントロールは、「本能レベル」で感じるもので、「交感神経」と「副交感神経」のバランスが取れていると、コントロールができていること。
頑張る人は、いつも戦闘態勢モード(交感神経優位)で、お休みモード(副交感神経優位)になりづらい。
だから、普段から、思いっきり気持ちよく、心からの深呼吸ができる「場所」を、見つけて、その「場所」に、時々「避難」をする必要があります。
アメリカの社会学者であるレイ・オルデンバーグは『The Great Good Place』(1989年)の中で、「サードプレイス」がこれから求められると提唱しました。
「サードプレイス」とは「第3の場所」
つまり、「ホーム」でもなく「職場」でもなく、しがらみや立場を越えて居られる「場所」こそ、求められると提唱したのです。
例えば、のんびりと過ごせる喫茶店や、趣味を一緒に楽しめる仲間たちと過ごせる場所など。
外から求められる「役割」から解放され、「自分」でいられる場所。
この3つの「場所」のバランスが取れていると、ストレスのバランスも良い状態で取れている。
3つ目の場所では、何もしがらみがなく、思いっきり、気持ちよく、深呼吸ができる「避暑地」のような場所です。
これは、実際の「場所」だけではありません。
心の拠り所もまた、3つの「場所」があります。
「ホーム」とは、家族やとても近しい人たちとの心の「交流」の場所。
この場所の「交流」がギクシャクした場合には、「人間関係の悩み」となります。人の悩みのほとんどは、この場所でのギクシャクが多いです。
「社会」の場所は、世の中全体の中での心の「交流」の場所。
例えば、偏差値が良いと勝ち組になれる、とか、お金を稼ぐ人は素晴らしい、など、「無言のプレッシャー」として感じる「交流」です。
これは全く感じない人もいますが、それはそれで、「あの人変わった人だよね」と、時として「バッシング」されることも。
たいていの人は、この2つの「場所」でのバランスを取ろうとして、ネガティブになり、また、ポジティブになって、心のバランスをとります。
でも、常にゆらゆらしていたら、不安定で疲れてしまって、気が休まらない。そうこうしているうちに心が疲れて「もう無理・・・」となってしまいます。
そこで、第3の場所が登場します。
第3の場所では、縛るものな何もなく、自分らしくいられる、つまり、「わたしとは何か」と考える場所。
目標はなく、評価もなく、自分が納得できる「場所」です。
この「場所」では、人の心は関係なくて、自分が喜ぶだけで良い場所です。
自分で納得し、自分で決めて、「わたしはわたしですけど、何か?」と言える場所。
けっこう「難易度」が高い・・・。
第3の場所では、外からの「刺激」ではなく、自らの「刺激」によって、自らが動く場所です。
自らの「刺激」とは、自分に自分で「課題」を課して、それをクリアしていくもの。自分の課す「課題」とは、「使命」です。
「わたしは、何のためにいるのか」
「わたしは、何が向いているのか」
「わたしは、一体、何者?」
そんな「課題」と向きあって、その「課題」を解決するために動く場所です。
それは「学び」の場所であり、「気付き」の場所。
しがらみや、メリットや、強制されるとか、知った方が得になる、褒めてもらえる、など、それを抜きにして、それでも面白いから学ぶことで、心の第3の場所に、辿りつける。もっと正確に言うならば、「ハマって学んでいたら、気がついたらその場所にいた」ような、そんな場所です。
瞑想してリラックスできた、とか、体を動かしているとスッキリするとか、絵を観賞していて時間を忘れていた、など、そう感じる「場所」が心の第3の場所だと思います。
「第3の場所」とは、「第1の場所」と「第2の場所」が揺らぐのを、しっかりと留めてくれる「杭」のような、そんな場所だと思います。
「暦」を勉強することも、心の「第3の場所」への道を知ることになるんですよ。
自分の生まれた日の「暦」を知ると、自分の「タイプ」を、「外」から確認することができます。
物事は、「外」から客観的にみることで、その全体を知ることができます。
「命式」を学ぶことで、感情でななく「ただの命式」として眺めることができると、自分の「運」を、感情ではなくただの「事実」として認識できます。
それが分かると、「外からの刺激」となる、他の人が持っている「気」が、自分にとって、どんな「風」として作用しているのか、今年の「気」は、自分にとって、どんな「季節」として感じるのか、など、知ることができるのです。
講座を受けていただいた方は、動機は様々で、仕事として鑑定をしたい、と言う方も多いですが、そうではなくて、「趣味」として学ばれる方もおられます。また、自分を知りたいと言われる方も多いです。
そして、講座を通じて、繋がりができた方たちとの、心の「交流」は、私にとって、まさに、「心の第3の場所」となり、「仕事」を超えたお付き合いをさせていただいて、これからも大切に守っていきたい「場所」だと感じています。
不安定で、先の見えない状況は、これからもしばらく続いていきそう。
いつも、いつも、日常的に、「あなたはどうする?」と、行動一つとっても、選択を迫られ、決断をし続けなくてはいけなくて、でも、せっかく決めた「今日の決断」をひっくり返されるような事も、次から次へと起こる。
「ニューノーマル」と言われても、「新しい生活様式」だと言われても、今までだって、いろいろあって、何が「基準」なのかもわからないのに、あれこれ突きつけられてもイラッとしてしまう・・・。
だって、できる事は、もうすでに頑張ってやっているから。
これからも、やっていくつもりだから。
だからこそ、誰からも邪魔をされない、「逃避行」できる心の第3の場所も、「確保」していきたいですよね。
スクールを始めた当初は、「一日でできる」に拘っていましたが、長時間、一緒に過ごすのは、感染予防にとってあまり良い事ではないとも思い、ご希望があれば、「分割」して講義も行っています。
で、やってみると、これはこれで中々良かった!
特に、初めて「暦」に触れる方は、3回で学ぶのが、おすすめです。
初回・2回目は2時間で、残りの1回が1時間のパターンです。
もちろん、「一日で」」でも大丈夫ですよ。
四柱推命だけでなく、タロット・手相講座についても、同じように対応しています。
お申し込みをされて、日程調整をする時に、何回で学びたいのかも併せてお知らせくださいね。
また、フォロー講座の内容も、ご希望に添えるように、事前に振り返りたいこと、深めたいことをお知らせしていただき、こちらで資料を作って対応しています。
6月の新規の講座お申し込みは、定員となりましたので、7月からのご案内となります。
個人鑑定・フォロー講座につきましたは、まだ余裕があります。
一緒に、「第3の場所」を作っていけたら嬉しいです!