「対話」をしよう:「日柱」と「月柱」・「太陽星座」と「月星座」
「対話」はとても大切だと思います。
あくまでも「対等」でなければ、「対話」とはいえません。つまり、きちんと相手の話をとにかく聞く姿勢と、心構えが必要です。
それから、相手に伝わる言葉で、話さなくてはいけません。
相手に伝わる様に話すには、相手が何を考えていて、どのように受け取るのかを想像しなくてはいけないので、「わたし」が「主語」ではなく、「相手」が「主語」となる様に、「相手」の気持ちが動くように、伝えていかなくてはいけません。
なので、自分のことを話す時、自分の「感情」が邪魔になります。
「わたしはこう思う」ではなくて、「わたしはこう考えるけど、あなたはどう?」と、自分の「感情」ではなくて、相手の「感情」を、刺激をします。
もっとも「対等」ではないやり方は、自分の「感情」と同じ「感情」を持つ事を「強要する」こと。つまり、「相手」をコントロールしようとすること。
これは、「対等」ではなくて、「一方的」です。
「一方的」な力がやってくると、自分をその力から守ろうとして、無意識のうちに「結界」を引いてガードしてしまいます。
なので、「相手」の話を聞いてはいなくて、聞かずにガードする方法を考えてしまいます。
そうなってしまうと、「どうせ理解してもらえないから」と、相手に背中を向けてしまったり、自分の「感情」を閉じてしまって、何も考えずにただ「相手」の言う事を聞いていた方が「攻撃」を受けないから、自分の話は、相手にはしなくなっていきます。
「対等」であることは、「相手」と「自分」が、まず「違う」存在であり、「違う」考えや「違う」行動をし、良いと思うことも、目指したいゴールも、全て「違う」ことが、大前提となります。
そこから、「妥協」できる「点」を探っていき、その過程が、「対等」でありたいと望む姿勢となり、その姿勢を感じることで、「妥協」しても良いかなと、「結界」を緩めていく力となります。
それには、時として「駆け引き」や、「諦め」も、必要となってきます。
「対話」とは、「相手」が「他人」の場合だけではありません。
「素の自分」と「外の自分」との「対話」もあります。
生年月日から作っていく「命式」は、生まれた「日」の「干支」(日柱)が、その人の「素の自分」で、生まれた「月」の「干支」(月柱)は、「外の自分」として解釈をします。
人は、生まれてすぐは、「自分」が全てですが、成長することで、社会性を身につけていきます。
「素の自分」から、「外の自分」へと変わり始めるのは、「思春期」の頃からです。
つまり、「日柱」が、中学生くらいから「月柱」の影響を受け始め、「月柱」の力の方が強くなっていく人もいます。
「日柱」と「月柱」の「対話」が始まるのです。
そして、お互いに「対話」をしながら、最も落ち着く場所を探っていきます。
なので、「命式」の解釈も、小学生くらいまでは「日柱」だけで、けっこう当たりますが、だんだんと「月柱」が出てくるので、「日柱」だけの解釈が当てはまらなくなっていきます。
特に、「仕事」に関してや、「仕事上での人間関係」などは、「月柱」の方が「的を得る」と感じています。
だから、ぜひ、「月柱」も意識して解釈に加えてみてくださいね。
「上手くいかない」と感じる時は、「日柱」と「月柱」のバランスが崩れています。
例えば、「自分らしく」にこだわり過ぎてしまうと、「素の自分」と「外の自分」の両方を満足させないといけないために、そもそも「違う」から、それは無理な話です。
また、一番陥りやすいバランスの崩れは、「外の自分」にばかり偏りすぎている場合です。
「外の自分」と「対話」をすることを「放棄」してしまい、「素の自分」は、「外の自分」から身を守る事を優先してしまいます。
つまり、「外の自分」の話を聞いてはいなくて、聞かずにガードする方法を考えてしまいます。
そうなってしまうと、「どうせ理解してもらえないから」と、「外の自分」に背中を向けてしまったり、「素の自分」の「感情」を閉じてしまって、何も考えずにただ「外の自分」の言う事を聞いていた方が「攻撃」を受けないから、「素の自分」の話は、「外の自分」にはしなくなっていきます。
「占い」は、「対話」する「ツール」です。
「素の自分」と「外の自分」との「対話」
「自分の運気」と「自分以外の運気」との「対話」
「自分の運気」と「他の人の運気」との「対話」
ぜひ「対等」な関係に、こだわりましょう。
「今年は運気が悪いから・・・」とか、「命式が悪いから・・・」と言っているのは
最初から「結界」を張り巡らせてガードしている状態です。
なので、「対話」は成立せず、「一方的」になってしまいます。
自分自身との「対話」であれば
四柱推命では「日柱」と「月柱」を
占星術では「太陽星座」と「月星座」を
しっかりと語り合ってみてくださいね。
「駆け引き上手」な人は、運気の流れにのっています。