「大きな宇宙」で起こることは、「小さな宇宙」でも起きている:スーパームーン&皆既月食を眺めて感じたこと
昨日は朝からそわそわしながら、何度も空を見上げました。
と言うのも、昨晩は満月
しかも、スーパームーンの皆既月食なので
この目に夜空で繰り広げられる天体ショーをどうにか焼き付けたいなと思っていたからです。
でも、お天気は時間と共に怪しくなっていき、天気予報通りに夕方には雨がポツリポツリ…。
そして、これまた天気予報通りに、夜には大雨になってしまい、月どころか星一つ見えない空模様となってしまいました。
でも、時代は「情報が飛び交う」風の時代に突入しています。
北海道なよろ市立天文台のYouTubeで、リアルタイムの素敵な天体ショーを見ることができました。
怪しげな赤く光る月が、どんどん黒い影に包み込まれていき、じわじわと暗がりが広がる映像は、心がわさわさしました。
それから、暗がりから、少しずつ光が差して、月が出てくる様子に、心がわくわくしました。
闇から輝きが生まれる映像は、本当に美しく逞しく感じました。
今回の「射手座満月&皆既月食」についての占い的解釈は、たくさんの記事を読まれて食傷気味かと思いますので、あえて触れずに。
東洋思想的解釈をしてみますね。
東洋思想では、宇宙と人は同一であると考えます。
つまり、人もまた「小さな宇宙」である。
なので、宇宙で起こる様々なことは、人の中でも同じ様に起きているとされているのです。
例えば、月が満ちていけば、人も満ちていき
月が欠けていくと、人もまた、欠けていきます。
満月に向かう時期は、体重が増えやすく
新月に向かう時期は、ダイエットに適している。
暗闇に包み込まれてしまった満ちた月が
やがて時の流れの中で、暗闇から再び生み出された。
暗闇の中から人も再び生み出された。
新しい気持ちで生まれた。
これから月は欠けていくように
人も余分なものを削ぎ落とし、本質に向き合っていく。
「小さな宇宙」を感じながら、来月10日の新月まで過ごしてみると良いですね。
人を取り巻く「運の図」は、3つのパーツから成り立っています。
一つは「人」(個人)
そして、「人」を中心にして、「天の運」と「環境の運」があります。
「天の運」は人の力が及ばない、人が変えることができない運です。
天体の運行や、巡る暦がこれに当たります。
「環境の運」は、それとは反対に変えられる運です。または、選択できる運でもあります。
「天の運」と「環境の運」とを、「人」がバランスをとって揺らいでいます。
皆んな平等に皆既月食の日を過ごしても、過ごした場所で見えたり見えなかったりするし、興味のない人は空を見上げることもなく、この日のために見える場所に駆け付けた人もいます。
どんな過ごし方だったとしても、中心に位置する「人」が満足すれば、「今日は良い日だった」と思えます。
そして、そんな日々を送れると、「私は運が良い」と胸を張って言えますよね。
と言うことは
運が良い人は
決して運を良くしたいとは考えていなくて
運を追いかけてはいなくて
変えられないものは潔く授かり
与えられた中の最高を選ぶ
そんな人だと思います。
そのために必要なのは、「自分の本質」を極めていくこと。
「小さな宇宙」だけでなくて、「大きな宇宙」で起きている「出来事の本質」にも目を向けていく事が、今、求められているのかもしれませんね。
暗闇の中から生み出された月ように
気持ち新たに、本質と向き合っていけそうな気がしています。