「占い」は3つの「視点」から観察する「ツール」です:「占い」を上手に使って綺麗な「花」を咲かせましょう
「占い」は、3つの視点から、「個人の人生」を観ていきます。
まず一つ目は、「個人そのもの」
これは、生年月日から導いていきます。
四柱推命でいうことろの「命式」
占星術でいうことろの「ホロスコープ」
これは「種」の様なもので、上手く育ていくために、何を利用したら良いのかとか、どんな事を避けた方が無難なのかなど。「取り扱い」について知ることができます。
二つ目は、「周囲からの影響」
これは、俗にいう「運気」です。
四柱推命では、「巡る暦」
占星術では、「天体の動き」
「今年はこんな感じになりそう」と、占術家がどこで判断しているのかというと、「個人」に対して、「運気」が影響をどの様に与えるのかで判断しています。
簡単に言うと、「個人」に対する周囲からの、ベクトルの方向・圧力を紐解いているのです。
それはあくまでも、占術家が判断するために、かなり占い手によって、判断基準がまちまちなので、「誤差」がすごくあります。
なので、「嫌なこと言われた・・・」と落ち込むのではなく、なぜ、どこが「嫌だな」と感じたのかを、自分なりに、深堀して感じてみることをおすすめしています。
嫌だと感じた理由には
認めたくないこと
解っているけど、そこを何とか良い様に誰かしてくれないかなと思っていること
そして、占い手との相性が悪い場合
最初の二つは、「自ら」変えることができますが、占い手との相性はどうしようもないので、合わない時には、「勇気ある撤退」しかありません。大切な「お金」と「時間」を使って、嫌な気持ちになるのは、もったいないことです。
そして、忘れがちになるけど、実はとても影響力が大きいのは、「周囲の人の気」
例えば、「人間関係」を観る時には、「周囲の人」も一緒に一つの「世界」として、観ていく必要があります。この場合、「個人」だけで判断するのは片手落ちです。
人は、「周囲の影響」を、想像以上に受けています。
なので、自らが、居心地の良いと感じる場所を作ること
そのためには、自分が何を居心地が良いと感じるのか。
自分の「居場所」は、自ら創り上げていく。
運の良い人は、この作業がとても上手です。
そして3つ目は、「今の状況」
これは、タロットカードなどの「カード類」や、「手相」の得意分野です。
タロットカードには、「全ての景色」「一連の物語」が織り込まれていて、その中で引っかかるところの「点」を、つなぎ合わせて、「今」を紐解いていきます。
なので、同じ質問で、繰り返しカードを引いても、結局同じメッセージのカードしか出ません。
鑑定では、質問を変えたとしても、同じカードが繰り返し出ます。
スムーズに行かないと感じるのは、「気」が滞った時
滞った原因は、「一つ」
それをカードは教えてくれます。
また、手相は、今の「気」の流れの状態が分かります。
なので、「気」の流れが変われば、手相も変わります。
手相は、「予言」ではなくて、「今」を見せてくれるので、「現状確認」に役に立つ占術です。
「占い」とは
自分の「種」を知り
「種」が最も効率よく成長する方法や、可能性を拾い集め
「今」の状況を確認して
総合的に判断するもの
そこには「良し悪し」はなく、「予言」や「お告げ」はありません。
一番大切なことは
自分の「花」を咲かせること
それは、「花」を咲かせたいのか、「花」を咲かせる勇気があるのか、何のための「花」なのか、試されることでもあります。
なので、自分の本音に気がついた人は、その本音を受け止めるまで、悩み苦しみ、翻弄します。
そして、「花」を咲かせるまでも、また、悩み、苦しみ、翻弄します。
見事に「花」を咲かせてからも、その「花」の扱いに、悩み、苦しみ、翻弄していくのです。
そんな時に、役に立つ「ツール」の一つとして「占い」があります。
先日のこと
「貴方はどうしたいの?」
この言葉を、鑑定の時に私が連発すると、お客様が言われました。
自分では気が付いていなかった・・・これが私の「口癖」なのかも。
でも、これが私が一番大切にしている「想い」なのだと、改めて知ることができました。
自分らしい方法で
最も効率の良い場所・時で
今できることをコツコツと
先が見えなくて不安になった時には
「暦」を眺めながら
そのうち流れが変わるから、きっと、何とかなるはず
全ての「気」は、自分に向かって手を差し伸べてくれているので
全ての「気」を味方につけましょうね。
「自分」を知るには、「命式」と徹底的に向き合ってみることをお勧めします。
ただ単に「命式」の、干支の並びと構成だけでなく、周囲からの影響をどの様に受けているのかも含めて観ていくと、かなり深く、自分の「タイプ」が浮き彫りになります。
講座を受けていただいた方には、「ライフイベント表」を作ってみる様にお話していますが、自分の「年表」みたいなものを、視覚化して作って、それをしっかりと分析すると、とても面白いです。
生まれてからの、毎年の運気の流れ、大運、それから、その年・月に何があって、どんな「気持ち」になったか。
流れを観ていくと、「自らが動く」時に支えてくれた「気」や、「周囲が変わる時」外から押し上げていた「気」を知ることができます。
その「気」のサイクルは、「個人的」なサイクルです。
そのサイクルを、深く落とし込むために、欠かせないのが「その時、私は、どうしたかったのか」ということ。
「想い」のない「行動」は、ただの「物質」の移動にしかすぎません。
中身のない「箱」は、周囲の風に、簡単に、翻弄されてしまいます。
「種」の中には、「中身」がぎっしり詰まっています。
その「中身」は「想い」です。
わたしは、どうしたかったのか
その時、何を感じたか
その時、何をしたのか、できたのか、できなかったのか
「ライフイベント表」と向き合ってみると、それが「想い」として感じてきます。
ネガティブな想いも、ポジティブな想いも
全て大切に
物事が始まる「気」は「木の気」です。
「木の気」は、パキッと芽が出る「気」
「木の気」の「想い」は「怒り」
始まりは、ネガティブから
そして、それをポジティブにして行く過程を、自分らしく進みましょう。それが「進化」のサイクルの過程です。
だから、私さえ我慢すれば・・・なんて考えて諦めてしまうのは、せっかくの種を撒かずに、そのまま手の中で握り締めていること。
どこに種を撒けば良いのか
いつ種を撒けば良いのか
成長にはどのくらい時が必要なのか
どんな「肥料」を与えれば良いのか
「自分」を知ると、「暦」を知ると、モヤモヤしていた「可能性」が、一つの「景色」として感じることができる様になります。
「占い」の「3つの視点」からのアプローチを、ぜひ、参考にしてくださいね。