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「今週のアロマブレンド」パルマローザ・フランキンセンス・サンダルウッド:「想い」との向き合い方:タロットカード「女帝」「皇帝」

<今週のアロマブレンド>

・パルマローザ    3

・フランキンセンス  1

・サンダルウッド   1

 

さっぱりと軽やかに、でも、まるで薔薇のように濃密に甘く香るパルマローザと、中医学では気血を巡らせ痛みの緩和をしてくれると言われている「乳香」でもあるフランキンセンスと、場を沈め、気を鎮めてくれる香りとして用いられる、「白檀」でもあるサンダルウッドを組み合わせてみました。

 

甘い軽やかな香りから、重く穏やかな香りへと、時とともに移り変わっていく香りが楽しめるブレンドになりました。

 

 

 

オーバーヒートしてしまった時、パルマローザの出番です。

この香りには、熱くなりすぎた心をスッと冷ましてくれる気がします。

パルマローザは、精油を採取するために、花が咲く前に葉を収穫するそうです。刈り取って一週間位乾燥させたものから採取すると、収油量が最大となります。

綺麗な花を咲かせようと、頑張っていたかもしれないのに・・・ちょっと気の毒な気持ちもしなくもないですよね。

 

花が咲くと、外向きに「気」が溢れ出していきます。

その前に、最も「気」を蓄えている時期に収穫することで、花としての「形」ではなく、「香り」として、その「気」を「形」にする。

 

パルマローザの可憐な香りには、そんな強い力が潜んでいるんですね。

 

 

フランキンセンスと、サンダルウッドは、昔、「宗教的儀式」の時の「献香」として用いられていました。

神に香りを捧げ、その香りを嗅ぐことで、少しでも神に近づき「完成形」になりたい。

そんな思いで、人々は、この香りを感じていました。

より大きく、より偉大に、そして、永遠に。

そんな気持ちは、叶うかどうかよりも、願うことで、日々の出来事に向き合う力を与えてくれていたのかもしれません。

 

 

自分の「芯」に刺さるほどの強い「想い」があるからこそ、オーバーヒートしてしまい、願うことで、その「想い」が形になる夢を見続ける。

 

 

強いからこそ、滑ったり転んだりしながら、その「想い」に翻弄されてしまいます。

 

 

自分の「芯」に刺さるほどの、強い「想い」を抱えた時

どんな「景色」が描けるのか。

 

それは、もしかしたら、タロットカード・大アルカナの、「女帝」と「皇帝」の「景色」かなと思います。

 

 

こちらが「女帝」

女性の中の女性として、解釈をします。

女性は「陰」の気です。

「陰」は、受容して守る。慈愛に満ちあふれ、全てを包み込む優しさ。その「景色」がこのカードには描かれています。

 

大切な物を、自分の中に取り込んで、囲い込んで、守る。そして、護る。

それは、「外」との交流さえ許さずに、しっかりと護る。

 

大切な物を、飲み込んでしまいます。

 

「失いたくない」という、刺すような「想い」は、大切なものが一歩でも自分から離れようとしたら、より強く飲み込みます。

そして、自分と「一体化」させるのです。

 

 

そこには、大切なものの、「想い」はありません。

なぜならば、それも含めて、飲み込んでしまうからです。

飲み込まれて、消化されて、大切なものは、「女帝」と「一体化」してしまいます。

 

 

 

続いては、「皇帝」のカードです。

こちらは、男性の中の男性として、解釈をします。

男性は「陽」の気です。

 

「陽」は戦って勝つ。強くたくましく、泣き言は一切言わない。転んでも、何度でも立ち上がり、大切なものを守るために、戦う。その「景色」がこのカードには描かれています。

 

「敵」を潰すことで、大切なものを守る。そして護る。

 

大切なものは、「皇帝」の背中の後ろに隠れていなくてはいけません。

なので、大切なものは、「皇帝」の背中しか見ることが許されない。

 

 

「失いたくない」という、刺すような「想い」は、大切なものが少しでも「背中」からはみ出して、敵の標的にならないように、一歩でも自分から離れようとしたら、より「背中」を大きくして、ガードします。

そして、背中と「一体化」させるのです。

 

 

そこには、大切なものの、「想い」はありません。

なぜならば、それも含めて、ガードしてしまうからです。

ガードされて、囲い込まれて、大切なものは、「皇帝」と「一体化」してしまいます。

 

 

この2枚は、ある意味「真逆」の「景色」ではありますが、たった一つ、「共通点」があります。

 

それは、その場に「止まっていること」です。

護らなくてはいけないから、進むことはできません。

 

 

「大切なもの」を絶対に守り抜きたい

そんな自分の「芯」に刺さるほどの強い「想い」が、そのまま「大切なもの」そのものに向けられた時、「大切なもの」に、刺さるほどの、強い「想い」となって届きます。

 

時には、「攻撃」となってしまうことも、また、その「攻撃」で、「大切なもの」が飲み込まれたり、包囲されてしまいます。

 

だから、強い「想い」ほど、環境に合わせて変換する「マイ変換器」を使って、「形」を変えていかなくてはいけない。

 

 

「マイ変換器」は、陽は陰に、陰は陽にと、「反対側」へと変換してくれます。

 

 

 

人は、先の不安が大きいほど、今を守りたいと思うので、「大切なもの」そのものに「執着」してしまいます。

 

「感情」だけのぶつかり合いからは、「感情」だけしか生まれないので、「感情」を「形」として、変換していかないと、大きな「改革」は難しいんだなと感じています。

 

 

 

だから、不安だけを煽るような「情報」は、不安を感じている時には、触れないようにしたいと思っています。