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「リアル・バトン」が渡せるその日まで大切に持っています:「7日間ブックカバーチャレンジ」

 

「7日間ブックカバーチャレンジ」

2日目・・・ではなく「2回目」

 

 

1回目にすでに5冊まとめて紹介してしまったので

残り2冊で、ノルマは達成ではありますが。

 

どうしても選びきれず

「3冊」になってしまいましたが

 

どうぞご了承くださいませ^ ^

 

 

まずは上から

 

「FACT FULNESS」

ハンス・ロリング/オーラ・ロスリング、アンナ・ロスリング・ロンランド著

日経BP社

 

 

 

続きまして、下の右側

「完全定本 暦大全」

山道帰一著 

河出書房新社

 

 

最後に、下の左側

「タロットの宇宙」

アレハンドロ・ホドロフスキー/マリアンヌ・コスタ著

伊泉龍一監修 黒岩卓訳 

国書刊行会

 

 

以上の3冊をご紹介します。

 

 

「完全定本 暦大全」と「タロットの宇宙」は、山口県立図書館の本です。

毎月図書館に行き、本を選んだり、資料を探したりして、一日ゆっくり過ごすのが、私にとって、とても大切な時間です。

図書館の空間が、とても好きで、たくさんの本に囲まれると、たくさんの「先人」のメッセージが聞こえてくるよう。

 

残念ながら、しばらく休館中になっていて、この2冊は、返すことができず、私の手元にあります。

 

たくさんの本の中でも、お気に入りの2冊で、もう何度も借りています。

 

「FACT FULNESS」

 

2019年、世界中の人に最も読まれた本と言っても良いと思います。そのくらい話題に上った本です。

そして、2020年、コロナ禍、最も必要な考え方を提示してくれている本でもあると思います。

「思い込み」が、どれだけ「事実」を歪めてしまうか、10 個の原因を挙げて詳しく述べてあります。

 

 

まるで、2020年からの「時代」を予測していたかのように、どうしたら、際限なく流れてくる「情報」と向き合えば良いのか、この本を読むたびに、「知ってたの?」と言いたくなるほど。

 

増え続ける「数字」と、減っていく「数字」に、不安を感じるたびに、この本を読んでいます。

 

 

冷静に

広い視野で

本当の「事実」を知る

 

私にとって、今、枕元に置いて寝たいくらいの本です。

 

 

 

「完全定本 暦大全」

 

六十干支の暦の解釈だけでなく、擇日(たくじつ)、吉凶の解釈など、「暦」の全てを網羅した本です。

 

解釈に関しては、「古典」なので、「良し悪し」について触れられています。なので、今の時代には、そのままの使い方ではちぐはぐになる部分もありますが、「なぜ悪いのか」を知るのは、暦の「歴史」を知ることでもあります。

 

「暦」は規則的に進みます。

 

 

なので、「暦」を眺めていると

時は止まらない

時は前に進む

だから、同じ「時」は永遠には続かない

 

たとえ「先が見えない」と思っていても

ずっと昔から、今も、今からも、見えていなくても、進んでいく。

 

そう考えると、これから進む「先」に、希望を持って進みたいなと、感じることができます。

 

 

 

「タロットの宇宙」

 

「マルセイユ・タロット」の解釈の本です。

 

「マルセイユ・タロット」は、抽象的な絵柄なので、解釈が難しいですが、それだけに、たくさんの研究者が、様々な解釈をされています。

私は、「分かりやすさ」と「伝わりやすさ」で、ウエイト版のタロットカードを使っていますが、マルセイユ版と比較すると、意外な共通点や、全く違う箇所などが見つかるので、この本も何度も借りて読んでいます。

 

 

タロットカードの絵は、「全て」が描かれています。

 

その中で、どこに惹かれて、どこを見落としているのか。

それを探り、一枚のカードの「点」を、複数のカードの「点」と繋ぎ合わせて「物語」を作り上げるのが「タロットリーディング」の手法です。

 

 

 

どこに惹かれるのか、それは、今、大切に感じるもの

何を見落としているのか、それは、触れたくないこと、または、気づいていないこと

 

 

「見えるもの」も「見えないもの」も

どちらも「大切」な、カードからのメッセージです。

 

 

この2冊の本を

次の人に

 

手渡せる日が、早く来ることを願っています。

 

 

「リアル・バトン」を渡したい。

 

 

『最後にひとこと』

 

世界中の全ての人が、事実に基づいて世界を見る日がいつかやってくるだろうか?

 

大きな変革はなかなか想像できないものだ。

でも、そんな日がやってきてもおかしくないし、いつかきっとやってくると思っている。

 

事実に基づいて世界を見れば、世の中もそれほど悪くないと思えてくる。

これからも世界を良くし続けるためにわたしたちに何ができるかも、そこから見えてくるはずだ。

 

「FACT FULNESS」本文p324”最後にひとこと”より抜粋