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「運のいい人」が意識していること

気は「木」「火」「土」「金」「水」の五つのタイプに分類されています。それぞれが、それぞれの特徴を活かしながら、全てがそこに存在できるために、押したり押されたりしながら、バランスをとっています。お互いに影響を与えながらと言ったほうがいいかも。つまり、単体では存在しません。
なので、ある一つの気がとても大きくなった時には、その部分が突出するために、反対の部分が引っ張られることになります。全体のバランスを取ろうとするためです。なので、その反対部分は小さく弱くなります。

ある一つの気が大きくなる状況は、その気が巡ってくる場合が一番わかりやすいです。でもそれだけではありません。一緒に過ごす人の気も自分に移るし、方角や時間の気を授かるなど、様々な要員で変化します。

このように、常に、人は、周囲の気からの影響を受けているのです。生まれた日の「命式」によって、五つのどの「気」が得意で、苦手は何の「気」であるのかは、鑑定で、紐解くことでわかりますが、実は、自分でも体感できるんですよ。

それには、まず、五つの「気」別の属性を見てみましょう。
・「木」の気
唯一「命」を宿している気です。
常に「上」に向かって伸びていきます。
<キーワード>
仁義・春・東・朝・青(緑も可)・風・肝臓・胆嚢・薬指・目・筋・爪・酸(味)・怒り・視覚・名誉
・「火」の気
太陽の光が、周囲を明るく照らすように、大きく広がっていきます。
それは、熱く、暑く、自分だけでなく周囲も感じることができます。
<キーワード>
礼儀・夏・南・昼・赤・暑・心臓・小腸・中指・舌・血脈・顔色・苦(味)・喜・触覚・色
・「土」の気
しっかりとした大地や山のように、安定していて動きません。
常にそこにあり、急な変更は好みません。
<キーワード>
信じる・長夏(季節の変わり目・土用)・中央・午後・黄色(茶色も可)・湿・脾臓・胃・人差し指・口・肌肉・唇・甘(味)・憂(思)・味覚・飲食
・「金」の気
「塊」をしっかりと形成します。「塊」以外のものとは交流をしません。
「塊」以外との間には境界線があります。
<キーワード>
義理・秋・西・夕・白(金色・シルバーも可能)・燥・肺・大腸・親指・鼻・皮・毛・辛(味)・悲・嗅覚・財
・「水」の気
全てを飲み込む、または、包み込む「水」は、どんな形にも変わることができます。ただし、止まることはしません。なぜならば、「水」はいつも流れていてこそ、綺麗でいられます。
<キーワード>
叡智・冬・北・夜・黒(濃紺も可)・寒・腎臓・膀胱・小指・耳・骨・髪・鹹(かん)(味)自然の塩味(海の水のような)のイメージです・恐・聴覚・睡眠

「春」になると、なんだかやる気が満ち溢れてきて気分が良い、と感じているのであれば、「木」の気が自分にとって、「ありがたい気」であり、「欲しい気」と言えます。
また、逆に、いつも「夏」には疲れてしまって、暑い日が続くとテンションが下がってしまう、となれば、それは、「火」の気が自分にとって「ありがたくない気」であり、できれば「受けたくない気」と言えます。

自分の気のバランスを崩してしまうほど「気」が、多くなりすぎても、少なくなりすぎても、どちらも「不具合」を感じやすくなってしまいます。「感情」を意識してみると、「気」の「不具合」がわかりやすいかもしれませんね。
例えば
やけにイライラしてしまうのは、「木」が多すぎで、逆に怒らなくてはいけない場面でも、怒る気力すら湧いてこないのは、「木」が少なすぎです。
また、「木」「火」は上に向かい、「土」は中央に、そして、「金」「水」は下に向かって流れます。
なので、地に足がつかず、気持ちが落ち着かず、そわそわして、何もかもやらないとと焦りが出ているのは「木」「火」が多すぎかも。
あれこれ考え込んで、自分の殻の中に籠もってしまいたくなったら、「土」が多すぎる。
テンションが下がってきて、なんで自分ばかりこんな目に合わされるのかと、どんどん猫背になるみたいに視点が下に向いて、先の事が楽しく想像できなくなったら、「金」「水」が多すぎかもしれないですね。
自分の感覚で、「気」を感じていくと、バランスが崩れそうな「予感」を、なんとなく察知できるようになってきます。
これは、誰にもわからない、自分だけの「予感」です。
でも、それは、最も当てになる「予感」ですよ。
一日の終わりに、「今日のわたしは、どうだったかな?」と、「外部」からの影響を断ち切って、自分に聞いてみましょう。
ほんのちょっと、目をつぶって。
自分を労ってあげる「時間の気」は、「ありがとう」と自分に返ってくる「時間の気」となって、戻ってきます。
「気」の調整は、多すぎたら削る(瀉法)。少なすぎたら補う(補法)が基本となります。
削るのか補うのかは、どちらでも構わないですが、少なすぎる場合は、その気が「動く」ための力も限りなく少なくなっているので、まずは、削る方がわかりやすくて無理がないかもしれないかなと思います。
「木」が多すぎる時、「金」で切る。
イライラしたら、深呼吸をする。
「火」が多すぎる時、「水」で消す。
浮かれすぎてつい調子に乗ってしまったら、年上の人の意見を聞いてみる。「土」が多すぎる時、「木」で土をほぐす。
考えすぎて煮詰まったら、綺麗な景色を愛でる。
「金」が多すぎる場合、「火」で溶かす。
わけもなく悲しくなったら、お笑い番組を見て笑う。
「水」が多すぎる時、「土」で堰き止める。
先々のことを考えて眠れない時は、胃に優しい温かいスープを飲んでみる。

これは、ほんの一部です。
<キーワード>を繋ぎ合わせて、自分に最も合う「調整方法」を探して試してみてください。この試行錯誤の「行動」は、とても楽しくて、ワクワクしてきます。
実は、その試行錯誤こそが、「運気」を動かすために最も大切な「原動力」になってくれるんですよ。
「運の良い人」は、自分の五行バランスのメンテナンスを、日常的にしている人だと思います。