「五行占い的」暑い夏のおすすめ開運行動
毎日暑い、とにかく暑い・・・。
天気予報によると、これからしばらく高温の日々が続くらしいですね。天気は悪くはないけれど、「いい加減にしてくれないかな」と思わず不満を言ってしまします。くれぐれも体調に気を付けて、お過ごしくださいね。
東洋思想では、「世の中で起こることは自分の中でも起こっている」と考えます。それは、「大いなる宇宙」の中に存在する人もまた「宇宙」であると考えられているからです。
と言うことは、これほど暑く熱気が充満している中で過ごす私たちも、熱気を持っているとなるのです。
五行の中で熱を宿している気は火気です。
火気は、まるで火が燃え広がるように、物事が広がる様です。万物が栄え、華やかに広がります。
十干十二支では、「丙」「丁」「巳」「午」。
これらの干支を命式に持っている人は、熱い情熱を持ち、情熱的に行動する傾向があります。
熱を持つと動きが活発になります。つまり、「陽」が旺盛となり「陰」が消耗しやすいです。
「陰」は冷気で体を潤い冷やしてくれます。そして、気持ちもクールダウンします。
あまりに旺盛な「陽」は、その状況を抑制するので、気持ちが昂りやすくなります。
物事に向き合い、着実に成果をあげる場合、冷静な判断や状況把握が重要ですが、「陽」の勢いが増していくと、それらに支障が出てくるのです。
なので、つい感情的になり、誤った判断をしないように、気を付けなくてはいけませんね。
では、なぜつい感情的になってしまうのか、火気についてもう少し深堀してみましょう。
東洋医学では、火気の臓は「心」です。
「心」は「君主の官」と考えます。つまり、「国を統治する重要なもの」なのです。
火気が乱れるのは、君主が乱れ国も乱れる。人に当てはめると、心身が乱れるとなります。
なので、精神の中枢である「心」が安定してこそ、情熱を持って行動ができると言うわけです。
火気の感情は「喜」です。
喜びを持って行動できると、火気の力をスムーズに使えている状態です。
ただし、喜びすぎるのも、バランスを乱す原因となってしまいます。
東洋医学では「喜則気緩」(喜べばすなわち気が緩む)と言われています。適度な喜びは、気を緩めるので、柔軟になり、ストレッサーに対しても柔軟に対処できます。気が張りすぎると、空気を入れすぎた風船のように、ちょっとした刺激だけでも破裂しやすくなってしまいますから。
情熱を持って行動し続けられるのも、様々な困難や試練と上手に折り合いをつけながら進んでいるからですよね。
緩み過ぎてしまうと、空気が抜けた風船のようになってしまいます。弾力がなくなりやる気も低下する、脱力感を感じるようになります。いわゆる「夏バテ」の状態ですね。
夏はたくさんの汗が出ます。汗の成分の中には、「気」も含まれているので、汗とともに「気」まで失われてしまいます。「気」が減少すると、やる気、元気が低下して、動くのが億劫になります。
「夏バテ」になってしまうと、やる気だけでなく食欲も低下します。これは、気そのものが減少して、食べたい感じる気力や、消化吸収するための気力まで低下してしまうからです。なので、ここまでになってしまったら、スタミナを付けるヘビーな食材は、身体にとって強過ぎて、かえって胃腸を壊してしまうかもしれません。
このような時には「酸味」が役に立ってくれます。
「酸味」は引き締める力を持っているので、漏れ出す「気」を止めてくれると言うわけです。
五行では木気です。消え入りそうな火に薪を焚べて、再び火は元気になっていくのです。
では、ここで、暑さの中元気に過ごすための「五行占い的」おすすめ開運方法についてまとめてみますね。
・やる気元気が出やすい時期なので前向きに。
・楽しい計画を立て実行する。
・そして遊ぼう!
・それから会いたい人に連絡して会いに行こう。
・でも睡眠時間は大事。睡眠削って遊ばないこと。
・なので酸っぱい物を食べよう。
酸っぱいものの中でも、梅は特におすすめですよ。
「梅は三毒(水毒・食毒・血毒)を断つ」と言われているんです。
水毒とは水あたり
食毒とは食中毒 暴飲暴食
血毒とは発汗による血液ドロドロ
梅雨入り頃に収穫を迎え、「梅仕事」を経て夏に美味しく食べられる梅は、まさに火気をコントロールするためにある!自然の贈り物ですね。